今後は一般化されるオンライン(WEB)面接、知っておくべきポイント
こんにちは、すずです。
過去勤めていた複数の会社で、累計300人以上もの面接を行ってきました。
もちろん、その中でオンライン(WEB)面接も多数行いました。
オンライン面接って言うと、40代、50代の方は「?」となる人も多いです。
また、意外にも20代の方でも「オンライン面接ってどうしたらいいのか分からない」という人が多かったです。
今後、5Gの時代も到来し、オンラインでの面接や打ち合わせ等も当たり前のように一般化されてきます。
そこで今回は、
という内容について、過去の経験を踏まえて回答させていただきます。
オンライン面接を行う面接官の本音とは?
まず、『最低限これはやっておかないとその瞬間終了となる項目』を以前の記事にまとめているので
そこは突破している前提で話を進めさせていただきます。
参照:面接で採用されない理由と採用されるコツ!99%の人が知らない方法
ではまず先に、オンライン面接を行う面接官の心境を把握しておきましょう!
これを把握しているかどうかで、大きく面接への臨み方が変わってきます。
この項目は、私自身が経験した内容を元にピックアップしておりますが、ほぼどこの面接官も同じ心境を抱いていると思ってもらって大丈夫です。
なぜかと言うと、オンライン面接をする理由として、それほど人や会社によって変わるような項目ではないからです。
オンライン面接を行う面接官の本音
・無駄な時間を減らしたい
大抵は社内で面接を行いますが、会社によっては近くのカフェや会議室などを取って面接を行う会社もあります。
また、社内で面接を行う場合も、面接する部屋を確保したりすると、その時間そこの部屋は他の社員が使用が出来なくなります。
もしドタキャンなどをされた場合、確保していた時間と場所が無駄になってしまいます。
・より多くの人を見たい
面接という限られた時間内で求職者のことを100%知るのは不可能です。
ぶっちゃけて言うと、顔やスタイル、ファッション、話のやり取りなど、ある程度の外的要因となるような項目だけを手っ取り早く見たいといった理由が大きいです。
・物理的な理由
言うまでもなく、求職者が来社する移動時間をショートカット出来ますし、面接官も面接会場まで行ったり、面接場所を準備する手間が省けます。
・PCやスマホなどの操作について、どの程度詳しいかを見たい
特にIT系の企業では、PCやスマホなどの操作ができた方が当然有利に進みます。
例えば、面接の最中、通信の接続がうまくいかない場合や、接続が切れた場合など、『どのように対応するのか?』を見ることで、ほぼどの程度のスキルを持っているのかが分かります。
また、面接の予定を決める段階で、電話でオンライン面接を告げた時の反応を見てもだいたい分かります。
慣れていない人はアタフタした返答になりますが、PCやネット関連にある程度精通している人は、余裕を持った対応します。
オンライン面接を行う前にチェックする項目
面接官の本音を踏まえたところで、今度はオンライン面接を行うにあたり、事前に準備しておいた方がいい項目をピックアップします。
基本的なことですが、意外とやっていない人が多いです。
オンライン面接をやったことがない人にも分かるようにまとめてみました。
オンライン面接の事前準備
・前日に挨拶のメールをすると相手も安心する
上記に記載した通り、面接官はドタキャンとか不要な時間を取られてしまうのが嫌なので。
「明日は〇時からオンラインでの面接よろしくお願いいたします。」
などと連絡があるだけでも安心します。
ちなみに私の経験上、ドタキャン率は業界や求人媒体にもよりますが、面接をセッティングした全体の2~3割くらいはあります。
なんと10人面接の日時設定をしても、2~3人は連絡もなく当日来なかったり、連絡が取れなかったりします。
なので、まず『約束を守って面接をする』だけでも10人中7~8人には選ばれているという気持ちでいましょう。
・スマホを使用する場合は、固定させてカメラの角度をチェック
意外にもスマホを丁度いい角度で固定させるものが近くに無かったりします。
当日時間ギリギリで焦ってしまうことがないように、事前にチェックしておきましょう。
・スマホの通知はオフに設定しておく
何かを通知した際に気が散ったり、ピコピコ鳴っていると面接官側も気になってしまいます。
また、これはカンペなどもそうですが、オンライン面接では、目線はかなり見られていると思ってください。
カンペを用意している人は目線がどうしてもカメラから外れるので、多分バレます。
テレビやYouTubeを見ていると、視聴者はちょっとした所にでも気付いたりしますよね?
かなり細かい動きも見られているものと思ってください。
・PCを使用する場合はカメラとマイクをチェック
特にデスクトップの場合、カメラやマイクが付いていないものが多いです。
ノートPCでも、声が遠かったり、雑音が入ったりするので、PCの場合はヘッドセットを用意しておきましょう。
こちらは私も使用しておりますが、髪型も崩れず、長時間付けていても苦にならないので結構おすすめです。
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・接続が切れた場合を想定しておく
接続されているものの、通信が遅い、声が聞こえない、声が届かないなど、ある程度想定されるリスクをシミュレーションしておきましょう。
もし面接時に対応方法が分からなくても、焦らずどんな状況か?を面接官に伝えてください。
面接官からすると、相手の環境が今どのような状況か?が分からないと対応のしようがなかったりするので。
・身だしなみ、服装
やはりここは最重要です。
オンライン面接だからといって怠ってはいけません。
男性であればヘアスタイリングや髭の処理など、女性もヘアスタイリングやメイクなどはちゃんと行っておきましょう。
服装に関しては「スーツで」と言われている記事も目にしますが、一概にスーツが良いとも言えません。
自分の年代や会社の職種によって変えるべきだと私は思います。
例えば、新卒の方であればスーツというのは無難なのですが、30代の方がファッションや美容系の企業へ面接するなら、シャツにジャケットというスタイルでも全然問題ないと思います。
それだけで「ファッションや美容にアンテナが立っている」という所がアピールできます。
逆に役所などのお堅い系の場合は、カチッとしたスーツの方が無難ですね。
・画面に映り込む背景
意外と見落としがちなのが画面に映る背景です。
これも事前にどの場所でオンライン面接を行うのかをシミュレーションしておけば気付けます。
背景に何も映らない場所が無難ですが、特に家の中でも問題ありません。
ぐちゃぐちゃに積まれた洗濯物など、生活感がまるっと出てしまっているようなものは映さないようにしましょう。
・LINE、スカイプなどに表示されるプロフィール画像
もしプロフィール画像が表示されるようなもので連絡を取ったり、オンライン面接をする場合は、ふざけたプロフィール画像であれば変えておきましょう。
どんなに真面目に受け答えをしても、信憑性がなくなってしまいますよ。笑
・シミュレーションをして誰かに試してもらう
これが一番手っ取り早いですね。
誰かに面接官視点で見てもらい、気になった所を言ってもらう。
これだけでだいぶ差が出ますし、気持ち的にもだいぶ余裕が持てると思います。
オンライン面接を行った後、気を付けるべき点
それでは最後に、オンライン面接後に気を付けるべき点をお伝えさせていただきます。
一般的な面接時にも言えることですが、ここもミスしがちや見落としがちな内容だったりするので、最後まで気を抜かずに行いましょう!
オンライン面接後に気を付ける点
・接続が完全に切れたのを確認する
接続が切れていない状態で、「はぁー…」とか声が聞こえてしまったり、画面にも思わぬものを映してしまったりしがちです。
確実に接続が切れるまで、移動せず、何もしゃべらずにいましょう。
・メールやLINEなどで簡単に感謝の連絡を入れる
電話をかけてわざわざお礼するのはやり過ぎですが、メールやLINEなどで簡単に連絡するのはOKです。
ほとんどの人が行わないので、これもやっておくとプラス評価になります。
但し、間違った相手の名前や文章に誤字脱字がないように注意しましょう。
・しつこく合否の催促をしない
面接官から「いつまでにどのような連絡をする」と告げられると思いますが、それまでは「合否はどうなったか?」など、連絡はしないようにしましょう。
「言った内容を覚えていない人」というマイナスな点になる他、相手の時間も奪ってしまいます。
・他社で採用が決まった場合は早めに連絡する
例外として、他社に行くことが決まった場合は、早めにその旨をメールやLINEでもいいので連絡を入れてあげましょう。
もしあなたが選考中の段階であれば、その選択肢が減ると面接官も助かると思います。
最後に
自分が当たり前だと思うことも、相手にとってはそうじゃなかったり、非常識と感じることもあります。
『自分がどう見せるか?』という視点ではなく、
『相手がどう感じるのか?』という視点で考えて、
準備や面接に臨むと必然と良い結果に行きつくと思います。
これから益々オンラインで行う仕事も増えてきますので、特にオンライン面接を控えている人じゃなくても、これを機にしっかりとした知識や対応方法を身につけてもらえると幸いです。
ありがとうございました。