こんにちは、すずです。
フリーランス歴約10年、何のスキルもない私ですが、唯一過去5年間ほど、ガッツリと広告系の営業を行っておりました。
テレアポから飛び込み営業、FAX、DM、メール、SNS等々、ありとあらゆる方法で営業しておりました。
(「FAXって…ww」という声が飛んできそうですが・・・時代ですね。笑)
そのお陰でフリーランスになった今でも、毎月固定で一般的なサラリーマンの倍くらいの収入は得られるようになりました。
今回はこのように、
営業経験しか無い方がフリーランスになって稼げるのか?
というテーマについて答えていきたいと思います。
スキル無し・営業経験のみのフリーランス営業職は稼げる?
結論、稼げます。
そしてその需要は、今後益々多くなると予想しております。
なぜそのように言えるのか?それは以下の通り。
②付加価値を付けやすいから
一つずつ解説していきます。
①競合となり得るような人が少ない
2020年から小学生でもプログラミングが必須の授業となりましたね。
ちょうど私の長男も今小学3年生で、パソコンの授業が始まっております。
今はIT技術職の人材不足で、そのようなスキルを勉強する人が多くなっていますよね。
でも逆に、営業を学ぶ人は年々減ってきています。
昨年、委託で仕事をいただいていた会社でも、年々営業職の求人は厳しいものになっていました。
会社の求人原稿や給与などの問題もあるのかもしれませんが、徹底的に同エリア他社の求人原稿を研究して、給与面や待遇面なども結構考えて出していた結果でもあります。
『営業をやりたいという人がこの世に存在しているのか?』
というレベルで応募が無かったのを覚えております。
そして時代も後押しをしていますよね。
ネットが普及して、プッシュ型営業からプル型営業メインに活動する企業も増えました。
今後はAIなどの普及によって、益々プッシュ型営業はオワコン化されてくるものと思います。
また、どうでしょうか?
皆さんの周りで、『営業職の求人を探している』という人がいますか?
おそらくほとんどの人は「いない」と答えると思います。
みんな手に職をと言いつつ、作り手側のスキルは磨きたがりますが、基本的に営業はしたくないんです。
ここにフリーランス営業職のチャンスがあります!
②付加価値を付けやすい
私はお客さんから毎月固定収入を得て生活が出来ております。
そのお客さんは、私の先にいるデザイナーや制作者のことは一切知りません。
顔も知りませんし、当然話したことも連絡のやり取りもしたことがありません。
お客さんは私に対してお金を支払っているわけで、
“作業者に対してお金を支払っているわけではない”ということです。
そして、作業者がAさんからBさんに変わっても、BさんからCさんに変わっても、支払われているお金の額は変わることはありません。
これがどういう事か分かりますでしょうか?
作業者のスキルの違いにそれほど差は無く、またお客さんはそんな小さな違いは気にならないということです。
作業者が制作物でお客さんに対して付加価値をつけることは結構難しいんですよね。
というよりも、
『付加価値のつけ方を知らない』
『必要だと捉えていない』
と言う方が正しいでしょうか。
フリーランス営業職であれば、直接お客さんとやり取りを行う分、また営業経験がある分、付加価値をつけやすいですよね。
付加価値の付け方については様々考え方があると思います。
こちらの記事もその一つとして参考にしてみてください。
営業経験をしていない人が陥ること
・信用を得る、相手の事を考える事が当たり前のように出来ない
・思考停止して作業をする人はフリーランスでも自由が無くなる
先日クラウドソーシングで仕事の依頼をしました。
10名ほど応募があり、そのうち3名に依頼をしました。
・一人は募集をして一番レスポンスの早かった方
・一人はプロフィールを比較的分かりやすく、自分がどんな人物かを詳しく書いていた方
・一人はこちらが提示した報酬単価でそのまま受けてくれた方
結論すべてダメでした。
ありとあらゆる作業者は目の前の自分の利益だけを優先してきます。
また、「言われたことをやればいいんでしょ」というスタンスがにじみ出ています。
まあ、お小遣い稼ぎ程度でやっているんだと思いますが、その思考ではいつまで経っても自身の付加価値を高められず、結局は貧乏になっていく道のりです。
逆に良い例も実際にありました。
あるイラスト制作の仕事を依頼した後、以下のような流れで進められてきました。
この方には、1ヶ月後もまた別の仕事の依頼をしました。
そしてこの先もイラスト制作の仕事が入ったら依頼すると思います。
・相手の時間を考える
・相手の気持ちを考える
・相手の意向を汲み取る
・自分の商品に自信と付加価値を持っている
こういうものが備わっている人は仕事も取れるだろうし、どんどん仕事の依頼も増えて稼げていけるイメージが持てますよね。
余談として…
そもそも仕事ができる人はクラウドソーシングなどで仕事を探さない(探さなくても依頼が来るから)という考え方もあるかもですが…。
『営業なんかしなくても売れる』という考えについて
『営業せず、自己ブランド力を高めて自身がインフルエンサーになれれば問題ない』
『プル型営業を強化すれば仕事は取れる、モノは売れる』
などという反論もあるかと思います。
確かにその通りです。
ただ、簡単なことではありませんよね。
上記に述べたようなことが出来ないのに、まずインフルエンサーにはなり得ません。
インフルエンサーといっても、ただの数だけフォロワーじゃ意味がありません。
ちゃんと自分のファンを持てるようになるには、それ相応の努力や営業力が必要になります。
自分のファンを持ったインフルエンサーは、ちゃんと営業力も持ち合わせているということです。
そしてプル型営業。
こちらで仕事を取った後、どのようなやり取りをして信用を勝ち取りますか?
単発で仕事が終わってしまうようなものだと、常に仕事を取り続けないといけません。
それって結構しんどいですし、仕事が取れない時の危機感やストレスは結構なものだと思います。
安定した収入を稼ぐ方法はこちらを参考にしてみてください。
参照:プログラミングスキル不要!フリーランスで安定した収入を稼ぐ方法
フリーランス営業職についてのまとめ
これからの時代、益々フリーランスが多くなってくると言われておりますが、みんな何かのスキルを磨く勉強は行うものの、『営業』に関してはスルーしがちです。
そうなると作り手が多くなり、自分を売り込み出来ない人は、営業してくれる人を必要としてきます。
大半の人は営業経験なさ過ぎです。
『営業』と聞くと、拒否反応を起こす人も多いです。
でも、営業は相手の事を考えるための勉強。
私が『営業』と言っているのは、
「営業=セールス」ではなく「営業=人と人とのコミュニケーション」の方です。
簡単に言えば、
・相手の話を汲む
・どうしたら喜んでもらえるか?
・どうしたら自分を信用してもらえるか?
このようなことを常日頃から考えている職業です。
会社に勤めていれば売上の数字を詰められることもありますが、騙してウソをついてまで上げた売上からは何も残りません。
そもそも自分の事しか考えていなかったら売れませんし。
そういう環境で試行錯誤あれこれ考えながら働いていた方は、フリーランス営業職となっても稼いでいけます!
上記の通り、コミュニケーション能力が低い方が大勢いますからね。
「自分の商品やサービスを代わりに売ってきて欲しい!」
そういう人たちはこれからも増えていくはずですから。
よい企業があれば、継続的に仕事をもらえるように、しっかりと信用を勝ち取りましょう!
フリーランスで営業職というポジションはこのような需要があり、これからも益々その需要は高まっていくと思います。
技術がどれだけ進歩しても、結局のところ最終的には『人と人のやり取り』が重要なので。
それでは今回はこの辺りで。ありがとうございました。