子どもに言うことを聞かせる方法【言うことを聞かない理由は3つ!】

言うことを聞かない理由 子育て・育児

子どもが言うことを聞かない3つの理由

こんにちは、ゆきです。

今回は、子どもに何度注意しても、やめて欲しいことを繰り返す場合に、子どもに言うことを聞かせる方法についてお伝えします。

この、子どもに言うことを聞かせるための方法を実践できれば、叱ることなく子どもは言うことを聞いてくれるようになりますよ。

 

・食事中にウロウロする
・道路を飛び出す
・お友達に貸してと言えず使ってる玩具をとってしまう

など、生活の中で

・危険だからやめて欲しいこと
・マナーとしてやめて欲しいこと
・行動としてやめて欲しいこと 等々…

大きなことから小さなことまで

「ダメ」「やめなさい」「なんでそんなことするの!」

と子どもに言うことがたくさんありますよね?

 

「さっき言ったのにまたしてる!」

とさらに怒られることをする子どもたちに、日々イライラしたり、怒りすぎて自己嫌悪になったり、スッキリしないお母さんお父さんも多いと思います。

 

実は子どもがこれらの行動をとる主な理由が3つあります。

理由1.面倒くさくてやらない
理由2.遊びに夢中でしないといけないことを忘れてしまう
理由3.かまって欲しくてやめない注目行動

です。

ではどうしたらいいのか?をお伝えいたします。

子どもに言うことを聞かせる方法

ご飯を食べない

「ダメ」「やめなさい」は、私たち親の視点での言葉です。

子どもの行動に対して親が考えている「やめて欲しいこと」「して欲しくないこと」に注目しているから出てくる言葉なんです。

そこで、よく考えてみてください。

 

本当に大切にしたいのは、

『子どもにどのようにやめさせるか』ではなく、

子ども自身が『望ましい行動』『できるようになって欲しい行動』を生活の中でできるようになることですよね。

 

例えば、ご飯の時に遊び始めてご飯を食べなくなったとします。

そんな時、

「遊ぶのやめなさい!」「食べなさい!」

と徐々に声を荒げて注意をすると思います。

 

ここで、子どもにできるようになって欲しい“望ましい行動”は、

『ご飯を最後まで食べる』『ご飯を食べ終わってから遊ぶ』

です。

 

この行動ができるようになるために重要となるのが、

望ましい行動を伝えるタイミング”と“伝える言葉”です。

 

望ましい行動を伝えるタイミングと伝える言葉

では、このタイミングとは、“望ましい行動を取った瞬間”です。

つまり、「いただきます」と食べ始めた瞬間に声をかけます。

 

そして、この時に“伝える言葉”は、

「上手に食べてるね!」や「座って食べてかっこいいね」と

“褒める言葉”です。

この当たり前なこと』をした時に注目することがとても大切です。

 

「できて当然」と思うことに注目して褒めることで、子どもは親から「見てもらってる」「褒められた」と嬉しくなります。

そして、もっと関わって欲しくて、この“望ましい行動”を持続的に維持することができます。

そうすると、『やめて欲しい行動』をとる理由がなくなるのです。

 

実例の紹介

ここで、一つ実際にあったお話を紹介します。

 

私が関わった子どもさんで、とても甘え下手な男の子がいました。

男の子は家での困った行動が多くありました。

甘えたいのに上手くできない、関わって欲しいのに上手く言葉にできず、お母さん曰く『可愛いこじらせ男子』でした。

このお母さんに上記の『望ましい行動を伝えるタイミングと伝える言葉』のお話をしました。

 

そして、次に会った時に

先生!聞いてください!この前公園で自転車で遊んだんです。
いつも止まらないといけない所ですぐ飛び出すので、しつこいくらい注意してたんですが、注意した次の瞬間、こちらをチラッと見て飛び出してたんです。
その時、ちょうど前を横ぎる人がいて、自分から止まったんです。
この前の話を聞いて、「このタイミング!」って思って、「上手に止まったね!凄いね!」って大袈裟に褒めてみたんです。
そしたら、次に止まる所に来ると、こちらを見てピタッと止まって、私の顔を誇らしげに見たんですよ!今まであんなに怒り飛ばしてたのが嘘のようでした!

と教えてくれました。

それから、どんなところでも、飛び出さなくなったそうです。

 

『して欲しいこと』の言葉をかけるのも有効

子供を褒める

それでも子どもです。

“望ましい行動”が本人の『したいこと』にならないこともあります。

そんな時には、

「ダメ」「やめなさい」

などの否定する言葉をかけるのではなく、

『して欲しいこと』の言葉をかけると有効です。

 

例えば、机の上に座っていたとします。

「何してるの!机に座らない!降りなさい!」

と言うのではなく、

「降りて椅子に座って」と言います。

 

まずは、“望ましい行動”を伝えると、ほとんどの子どもが行ってくれます。

そして、その瞬間

「そう!座るのは椅子だよね!上手。」と褒めます。

もちろん、しっかりと伝えたい気持ちがある時は、

・机は座るところではないこと
・(お母さんは)して欲しくなかった気持ち

などをこの後に話すと、子どもも学習を積むことができます。

 

私も日によっては、怒ってしまうこともありますが、ハッと言い過ぎていることに気づいたら、この伝え方に切り替えて子どもに伝えるようにしてます。

 

この方法で子どもたちに伝えることは、子どもたちの行動を変えるだけでなく、一番は伝える側の親が少し冷静になれるため、イライラが減り精神的にとても楽になります。

日常生活の中では、子ども自ら“望ましい行動”ができるようになるために、ぜひ試してみてください。

 

少しでも育児中のお母さん、お父さんのストレスが緩和されたら幸いです。