IT系ベンチャー企業に向いている人、向いていない人を比較

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IT系ベンチャー企業に向いている人、向いていない人

こんにちは、すずです。

過去勤めていた複数の会社で、累計300人以上もの面接を行ってきました。

その中で、IT系ベンチャー企業に向いている人・向いていない人の傾向があったので、私自身の経験を踏まえて比較してみたいと思います。

 

IT系ベンチャー企業に向いている人

まずはIT系ベンチャー企業で働くのに向いている人の傾向です。

チャレンジ精神があり、常に意欲的
・営業力がある
・仕事にコミットメントができ、自己責任で行える
・スキル(プログラマー、webコーダーなど)が圧倒的に高い
・学んだことが積み上がる・年齢が若い
・メンタルが強く健康的
一応このような人はIT系ベンチャー企業に向いている傾向があります。
これだけ見ると「どこの会社もそうやろっ!」というような感じになっちゃいますね。
向いていない人の傾向はこれのほとんど逆の内容になります。

 

IT系ベンチャー企業に向いていない人

こちらがIT系ベンチャー企業には向いていない人の傾向です。

新しい仕事より、ルーティンの仕事が得意
・指示待ち人間
・一人で抱え込む
・学んだことが積み上がらない
・病弱
・30歳まで未経験(※人生をかけれるような覚悟があれば可能。)
こちらの項目で、1つでも当てはまるものがあったらIT系ベンチャー企業には向いていません。
もしIT系ベンチャー企業に勤めたいと考えている人であれば、その項目を克服してから挑みましょう!

各項目の解説

IT系の作業

上記にあげた項目の中で、特にポイントとなる点はそれぞれ1つ目にあげた、

チャレンジ精神があり、常に意欲的
新しい仕事より、ルーティンの仕事が得意

この2つの違いが特に大きいかと思います。

それでは理由を簡単に1つずつ解説してみたいと思います。

 

・チャレンジ精神があり、常に意欲的

ベンチャー企業は言うまでもなく、これから事業を拡大していくために勢いに乗った(乗せていきたい)会社です。

そうなると、どんどん新しいことにチャンレンジして失敗から学び、また新しいことへチャンレンジしていくという状況が日常茶飯事です。

何事も新しいことにチャンレンジすることがワクワクして面白いと感じれる人、失敗からも学びを得たいと考える意欲的な人は、公務員や大手企業よりもベンチャー企業が向いています。

 

逆にルーティンの仕事をこなすのが得意という人は、公務員や大手企業の方が向いています。

大手企業も会社によりますが、ほとんどは役割分担がされています。

例えば事務の人が営業したり、制作したりしませんよね?

ある程度の枠からはみ出た仕事はやらなくていい(やってはダメ)ということで制限されているところがほとんどだと思います。

 

・営業力がある

これは今の時代、どの会社でも欲しい人材です。

特にIT系ベンチャー企業では、どんどん新しい顧客を獲得していきたいという思いがより強いので、営業力のある人はベンチャー企業に向いていますし、数字を早めに上げられると評価もされやすい傾向にあります。

ほとんどの営業職では契約を取ると、金額や件数に応じて歩合(コミッション)が発生します。

会社がまだ小さいと、この歩合が基本給を上回り、サラリーマンではあり得ない給与をもらう凄腕の人もいるので、モノを売る自信がある人や提案するのが得意な人は、大企業よりもベンチャー企業が個人的にはおすすめです。

 

・コミットメントができ、自己責任で仕事を行える

例えば営業職で言うと、今週の売上目標、今月の売上目標と、売上目標数字を立てて、それを

「このようなプロセスで達成させますよ!」

と宣言ができるような人。これがなかなかできる人がいません。

 

「できるかどうか、やってみないと分かりません。」

というのが一般的だと思います。

 

ただそれは目標達成に向けたプロセスがはっきりと見えていないからであって、

『売上目標から落とし込んだ、その日1日の行動をやり続ければ目標達成できる』

というところまで落とし込むことができる人はコミットメントができます。

 

また、何事も自分が取り組んだ仕事に対して何か失敗があった時、言い訳をしない人は、

「次やる時はどうしたら失敗しないか?」

を考えれる人でもあるため、成長スピードが早いです。

成長スピードが早いということは、ITの情報の変化にもついていけるということになります。

 

IT業界では、今日正しかったものが明日には古いもの、間違ったものとなる業界なので、柔軟にそれに対応していくスピードが求められます。

 

・スキル(プログラマー、webコーダーなど)が圧倒的に高い

制作者の場合は、圧倒的なスキルの高さがあればベンチャー企業で能力を発揮できます。
(スキルがそこそこの場合は、年齢で判断。20代であれば伸びしろもありOK!)

大手だと、プロジェクトの一部しか任されないようなことも、ベンチャー企業では開発する商品やサービスをほぼ自分で手掛けられるために、経験値も高くなります。

 

但し、webデザイナーの場合は要注意です。

webデザイナーは作業量が読みづらく、生産性の採算が合わないケースが多いため、あまり会社は社内に取り入れたいとは思いません。

社内で高い人件費を払って雇うより、フリーランスなど委託業者へ流した方がクオリティの高いものを安価で決められた納期までにあげてくれるため、こちらの方が費用対効果が良いからです。

 

webデザイナーの人は自分に+αの付加価値を身につけたいと思っている人じゃないと厳しいかもしれません。

 

・学んだことが積み上がる

特にベンチャー企業では失敗から学ぶことが多く、過去の失敗から学ぶことが出来ず、毎回同じ失敗をするような人は厳しいです。

年齢が上がるにつれて、プライドや過去の経験から頑固な面も出てくるので、積み上がっていかない傾向にあり、若い人ほどどんどん学んで吸収していくので「年齢が若い」という項目も追加しました。

やはり若さは最大の武器です!

企業はその可能性にかけてみようとも思いますので、若い方はいろんな環境でどんどん学ぶべきです。

 

・メンタルが強く健康的

ほとんどのベンチャー企業がそうだと思いますが、結構ブラック企業ギリギリくらいの感じで働いていると思います。
(私が過去に勤めた会社はいずれもギリギリ系、いやアウトでしょ!くらいハードワークでした。笑)

 

今の時代、なかなかハードワークでも仕事を楽しめるような人は少ないかもしれませんが、どうしても会社は人手に余計な経費をかけたくないものなので、一人何役と仕事を任されるケースが多いです。

精神的にも、肉体的にも健康で強い人は突破できますが、耐えられずに辞めていってしまう人の多くは、身内が入院したり、自身が寝込んだりして、そのままドロンとなってしまいます。

 

病弱だなと自分で思う人は、身体を鍛えていくことも重要です。

まとめ

ワークライフバランス

経験からの概算ですが、向いていない人を採用したとしても、

・入社1ヶ月以内で半分は辞める
・入社3ヶ月後には1割残るか残らないか

の状態になります。

1年以上続く人は20~30人に僅か1人程度です。

「もうベンチャー企業は懲り懲りです…。」といって辞めていく人も少なくありませんでした。

 

とは言っても、大手企業で数年働いて学ぶようなことも、特にIT系のベンチャー企業だとスピード勝負というところがあり、1年とか下手すると半年で学べたりします。

これがIT系ベンチャー企業で働くメリットだと思います。

IT系ベンチャー企業はやはり将来性もあり、特に独立願望がある方は絶対にプラスになります。

 

今フリーランスで活躍されている人もIT企業の社長さんも、ほとんど最初はどこかの企業で働いていた経歴を持っていますよね。

ここからの学びは今後大きな経験談として語れたり、逆に反面教師にもなれたりするのでIT系ベンチャー企業で数年働いてみるのは結構おすすめです!

 

最後に、ベンチャー企業で働く上で、最低限理解しておいた方がいい本を紹介します。

 

7つの習慣ティーンズ【リニューアル版】

王道ですね。まだ知らない人は必ず読むべきです。

 

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

早めに得ていたい思考方法ですね。仕事量も激減するはず。

 

超訳・速習・図解 プロフェッショナルマネジャー・ノート

マネジメントも同時に学んでいきたい人はこちらもおすすめです。