こんにちは、ゆきです。
先日、うちの子どもが鎖骨骨折をしてしまいました。(まさかの2回目…)
これから体ができてくる子どもが骨折をすると、
など、いろいろと心配になる親御さんもいると思います。
そこで今回はうちの子どもが鎖骨骨折した時の様子と、親が気を付けてあげるべき5つのポイントをお伝えさせていただきます。
この記事を読んでいただくことで、『親が子どもに対して何をどう対応すればいいのか?』が明確になり、安心できるようになります。
※以下、子どもが鎖骨骨折した時の状況から書いていますので、親が気を付けてあげる5のポイントだけを見たい方はこちらからどうぞ。⇒ 親が気を付けてあげるべき5のポイント
子どもが鎖骨骨折した時の状況(あらすじ)
先週末の15時過ぎに学童保育から電話がありました。
コロナで過敏になってる学童なので「熱が出たかな?」と心配しながら、電話に出ると…
「さっき運動場でフラフープをくぐって遊んでいた時に失敗してしまって転けて、どうも肩を骨折か脱臼したようなんです。」
「なぜフラフープで?」という大きな疑問が頭をよぎります。
仕事を早々に切り上げて子どもを迎えにいく準備をしていると、また学校から電話がかかってきました。
「あまりに痛がるので、近場の整形外科で早めに受診させても良いですか?脱臼なら、入れてもらえれば痛みが軽くなると思うので…」
と今度は保健室の先生から提案があり、後ろの方で「わーんわーん(T_T)」と我が子の泣き声が聞こえてたのでお願いして、私も病院へ向かいました。
病院での状況(あらすじ)
病院へ着くと「診察室にいます」との案内で、診察室へ入るも我が子の姿はなく、看護師さんに
「診断はなんですか?脱臼ですか?骨折ですか?」
と聞くと、
「骨折です。」
とのことでした。
肩と聞いていたので、「肩関節内や上腕だったら手術かもー。」と知識が多少あるだけに心配になり、
「上腕ですか?関節唇とかですか?」
と確認。すると、
「鎖骨骨折ですよ。」
と教えてもらいました。
「えっ、鎖骨骨折ですか?!肩を痛がってたと聞いていたので…右の鎖骨ですか?」
と再度確認。
「いえ、左の鎖骨ですよ。」
「えっ!左ですか?」
と、骨折に変わりはないのですか、安心と一緒に苦笑いしてしまいました。
というのも、1年8ヶ月前に同じく左鎖骨を骨折したんですよね…。
するとすぐに、学童の先生と看護師さんと一緒に我が子が泣きながら戻ってきました。
クラビクルバンド(固定バンド)を装着して、胸を張り、両手をおへその前で合わせて、そろりそろりと…涙をポロポロ流して、私の顔を見るなり、
「うーうー。。。」
と安心したみたいで、更に泣き出してしまいました。
そして看護師さんより、クラビクルバンドの調整方法を説明して頂きました。
私がOT(作業療法士)である事を伝えると、「じゃあ!」と専門用語を使いながら簡潔に説明してくださいました。
【クラビクルバンドとは】
クラビクルバンドとは、こういう物です。
そうこうするうちに、クラビクルバンドを付けてからレントゲンを撮りに行きました。
レントゲンを撮り終わり、主治医の先生に初めのレントゲン写真とクラビクルバンドを付けて撮った写真を並べて説明を受けました。
こちらが1枚目
○の所…綺麗に折れており、更に跳ね上がってます。
前回の骨折の部位とは違いました。
前回は○の右側の少し太くなった所です。
なので、クラビクルバンドで抑えて骨を整えたものが、こちらです。
○の所…ズレていた骨がくっついて整っています。
クラビクルバンドを付ける際にグーっと押さえて骨を入れ込んで付けたらしく、
「よく頑張ってましたよ!このまま骨がくっつくと思うので、手術はしないでよいでしょう。」
とのことでした。
子どもは治癒力が高いので鎖骨骨折では、手術はあまりしません。
また、綺麗にポキっといってる方が骨のくっつきがよいのです。
クラビクルバンド装着の様子はこちらです。
痛みが強いのでカロナールを処方してもらい、その場ですぐに飲ませて、学童の先生に引率のお礼を伝え、学校まで送って帰りました。
車のブレーキや揺れも響いて痛い。。とポロポロ涙を流す我が子は、家に着いたら車の中で姿勢良くウトウトしてました。
親が気を付けてあげるべき5つのポイント
それではここから、親が子どもに対して気を付けてあげるべき5つのポイントをお伝えします。
・クラビクルバンドがズレている時は定位置に戻してあげる。
・寝る時は、ぬいぐるみやクッションを使ってリクライニングをかけ、負担をかけない姿勢にする。
・痛み止めの薬の服用は子ども任せにしない。
・座る時は、楽に背筋を伸ばして胸を張り続けられるように脊柱にロールタオルを入れてあげる。
・皮膚を衛生的に保ってあげる。
上記の通り。
1つずつ簡単に解説させていただきます。
クラビクルバンドがズレている時は定位置に戻してあげる
クラビクルバンドは(医師の指示のもとに)次の受診まで一度も外さないようにします。
もちろん、お風呂もNGです。
動いたり、寝たりしていると、クラビクルバンドがズレてくることがあります。
ズレた状態で固定されていると、姿勢や骨が曲がってしまう可能性もあるので、ちゃんと定位置になるようにチェックしてあげましょう。
寝る時は、ぬいぐるみやクッションを使ってリクライニングをかけ、負担をかけない姿勢にする
仰向けで寝ると腰を痛めたり肩に痛みが生じやすいです。
なので、ぬいぐるみやクッションを使ってリクライニングをかけて負担をかけない姿勢にしてあげてください。
股関節と膝をやや曲げるのがポイントです。
こんなイメージです。
痛み止めの薬の服用は子ども任せにしない
痛みが強いとカロナールを処方してもらえます。
服用の際は前回服用してから6時間以上空けること。
服用を子ども任せにしてしまうと、6時間空けることなく、痛みが出たら服用したがります。
子どもが勝手に服用しないように1人にしないようにしてください。
座る時は、楽に背筋を伸ばして胸を張り続けられるように脊柱にロールタオルを入れてあげる
座る時は、脊柱にロールにしたタオルを入れて胸を張った状態で座れるようにしてあげます。
こんな感じのイメージです。
痛みの代償動作として、体を左右に傾け、どちらかの肩が上がった状態になったりします。
その時、背骨がかなり横へ曲がった状態で、頭も亀のように前に出てしまいます。
長時間その状態でいると、クラビクルバンドの効果が薄くなり、骨がズレやすくなります。
また、受傷して間もないため、骨と骨がズレないように、気付いたらロールタオルを入れ直したり、左右にクッションをいれたり、本人に正しい位置を伝えたりしてあげてください。
皮膚を衛生的に保ってあげる
クラビクルバンドを付けていると、お風呂に入ることがNGとされるケースが多いです。
クラビクルバンドを外すとすぐに骨が跳ね上がってしまうからです。
お風呂に入れない場合は、下半身は、シャワー浴で清潔に保ち、上半身は温かい濡れタオルで拭いてあげてください。
季節的に今の時期は乾燥もしているため、我が子は、肩甲骨周辺に特に痒みを訴えることが多かったです。クラビクルバンドで擦れているのも原因と思います。
なので、クラビクルバンドの隙間から本人の痛みを確認しながら手を入れて拭き、そのあと保湿ローションを塗るようにしました。
他に、三角巾をしているので、入ってる左手を無理せず上げれる所まで上げさせて肘や手のひらを石鹸で洗うようにしました。
最後に
ちなみにどのように『フラフープで骨折したか?』と言うと、
転がしたフラフープをくぐる遊びで、くぐり損ねて頭が引っかかって手が前に出ない状態で転んだらしいです。
どんくさいのは私譲り。。
鎖骨は最も多い骨折部位ですが、これくらいでも骨折するんですね。
手術しないでよい部分の骨折だっただけでも良かったです。
骨が付くまでだいたい1ヶ月半と言われました。
が、1回目の骨折の時は、完全完治して体育ができるまで3ヶ月安静でした。
4月からの新しい学年スタートは、三角巾をつけてです。
ランドセルはもちろん背負えないので、斜めかけの鞄で登校させようと思います。
1日でも早く治りますように…。