原始反射とは?いつまででるの?

原始反射 子育て・育児

原始反射とは?いつまででるの?

こんにちは、ゆきです。

生まれたての赤ちゃんの手を触ったら、「ぎゅー♡」て握ってくれますよね?

これは『原始反射』と言います。

『原始反射』って何?どういうもの?大人になっても残ってるの?
今回はこのような疑問に答えたいと思います。

 

原始反射とは?
生まれつき赤ちゃんが持った能力。
特定の刺激によって付随的に(無意識に)筋の収縮活動が起こる反射のこと。

 

スイスのアドルフ・ポルトマンという生物学者は、人間は『生理的早産』であると唱えています。

人は他の動物と比べ、お腹の中から1年でてくるのは早いそうです。

未熟で生まれた赤ちゃんが生きるために身につけてくるものが『原始反射』なのです。

 

原始反射は、脳の成長とともに消失します。

消失することで、『自分の意思で』動かすことができるようになるんです。

原始反射の種類と消失までの期間

赤ちゃんの原始反射

では、原始反射にはどんな種類があるか、いつまで見られるのか紹介したいと思います。

探索反射

赤ちゃんの口の周辺を触ると、触った方向へ唇がくるように頭が動いてくる反射。

・出生時から出現する反射
・生後4ヶ月ごろ消失

吸啜反射

口に含んだものを強く吸う反射。

・出生時から出現する反射
・生後4〜7ヶ月ごろ消失

嚥下反射

口の中に入った液体を飲む反射。

・出生時から出現する反射
・生後4〜5ヶ月ごろ消失

押し出し反射

舌に触れた固形物を押し出す反射。

・出生時から出現する反射
・生後4〜5ヶ月ごろ消失

 

これらの反射によって、生まれてすぐおっぱいを探して、くわえて、吸って、飲むことができるんです。

まだ固まりのものを噛み砕くことができないお口なので、押し出し反射によって防いでいるのです。

これらの反射が消失する時期がだいたい5ヶ月くらいです。

なので、5ヶ月ごろから離乳食を始めることができるお口になるのです。

この反射の消失は人それぞれです。まだ残存しているときは、離乳食の開始は、焦らずゆっくり待って下さいね!

その他の反射について

赤ちゃん原始反射

その他の反射についても紹介します!

手掌把握反射

赤ちゃんの手のひらに触れると物を握る反射。
生まれたばかりの赤ちゃんの手に触れて実感する人がいちばん多い反射です!

・出生時から出現する反射
・生後3〜4ヶ月ごろ消失

足底把握反射

赤ちゃんの足の裏を触ると指がぎゅーっと曲がる反射です。
これが消失すると、歩くための準備ができている証拠です。

・出生時から出現する反射
・生後9〜10ヶ月ごろから消失

モロー反射

またの名を「びっくり反射(驚愕反射)」とも言います。赤ちゃんが驚いた時にみられる反射です。

第一相と、第二相という2つのパターンが現れます。

第一相は、両手を真横にピンと伸ばし、足も揃えてピンと伸ばした反応。
その後に第二相。今度は全て曲げる動き。両腕を胸の前でクロスさせるような動きです。お母さんに抱きつくような反応をします。

・出生時から出現する反射
・生後3〜4ヶ月ごろ消失

 

赤ちゃんは生まれてすぐ何にでも敏感に反応します。

・扉を開け閉めする音
・お布団をはいだり掛けたりする時
・抱っこからベットに下ろす時、ベッドから抱き抱える時

大人になっても、この第二相はみられます。

びっくりした時みんな、両腕を胸の前で組みますよね?あれです!

私はこのモロー反射がなんとも言えない可愛さがあり、一番好きかもです^_^

ギャラン反射

うつ伏せにした状態で、背骨の横を上から指で軽く「すー」っと線を書くと、書いた側の肩と腰が近づくように「ぐにゃ」っと曲がります。

・出生時から出現する反射
・生後4〜6ヶ月ごろ消失

歩行反射

赤ちゃんを抱っこして足の裏を床につけると歩くような動きをする反射です。

・出生時からみられて反射
・生後6〜8週ごろから消失

バビンスキー反射

足の裏を尖った物なので、かかとから爪先に向かって線を引くと、足の指が開き親指はそりかえる反応です。
・出生時からみられて反射
・生後1〜2歳ごろ消失

 

以上が出生時からみられる反射です。

脳が発達してきて出現する反射

赤ちゃんが物を掴む

ここからは、脳が発達してきて出現する反射を紹介していきます。

咬反射(こうはんしゃ)

赤ちゃんの口の中に手を入れ歯茎に触れるとカミカミする反射です。

・生後2〜3ヶ月から出現する反射
・生後4ヶ月ごろ消失

非対称性緊張性頸(ひたいしょうせいきんちょうせいけい)反射

首を横に向けると、むけた方の手が伸びて、頭側の手が曲がります。
足も同様に、顔側の手が伸び頭側の足が曲がります。弓を引くときの姿勢のようになります。

・生後1ヶ月ごろから出現する反射
・生後4ヶ月ごろ消失

対称性緊張性頸(たいしょうせいきんちょうせいけい)反射

四つ這いで、頭を下げて床を見ると、両腕が曲がり、お尻をもこっとあがります。猫と水飲みの姿勢です。
四つ這いで、頭を上げて天井を見ると、両腕は伸びて突っ張ってお尻が下がる反射です。犬のお座りの姿勢です。

・生後6ヶ月ごろから出現する反射
・生後11ヶ月ごろ消失

ランドウ反射

赤ちゃんを抱っこして空中でうつ伏せの姿勢をつくります。
そして、天井を見るように頭を動かすと、体は反り返り手足は伸びて飛行機のような姿勢になります。今度は、床を見るように頭を下向きにすると、体は丸まり、手足も曲がった姿勢になります。この反射のことを言います。

・生後3ヶ月ごろから出現する反射
・2歳ごろ消失

パラシュート反射

赤ちゃんを抱っこして、前向きに落とそうとした時に両手がパッと前にでて落ちるのを防ごうとする反射。

・生後8〜9ヶ月ごろから出現する反射
・一生消えません

ホッピング反射

立っていて、前後左右へ体を傾けると足を一歩だして踏ん張ろうとする反射。

・生後9ヶ月ごろから出現する反射
・一生消えません

 

私たちがこける時に、とっさに手や足が出るのが、この「パラシュート反射」と「ホッピング反射」があるからです。

これらを「保護伸展」ともいいます。

視性立ち直り反射

赤ちゃんを、脇からかかえ左右に傾けると、頭だけ真っ直ぐに保つ反射。

・生後6ヶ月ごろから出現する反射
・一生消えません

まとめ

今回紹介した原始反射は、検診などでもチェックされる項目があります。

赤ちゃんの発達の目安にとても役立つからです。

後半の一生残る反射は「姿勢反射」とも言われます。

脳の発達により、原始反射がなくなり姿勢反射が現れたり、自分の意思で運動をコントロールすることができるようになり、私たちは、ブログを読んだり、ボール遊びしたり、絵を描いたりする「運動」がスムーズにできているのです。

 

運動が不器用な子どもたちの中には、実はこの反射が残存している子どもたちも多々います。

残存するとどのようなことが起こりうるのか、また次の機会にお話ししたいと思います。

今しか見れない原始反射、赤ちゃんに負担かけ過ぎないように、可愛い反応を堪能してくださいね!